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城下町に佇む「赤門」

宗安寺(そうあんじ)は、徳川四天王の一人、群馬県の高崎城主井伊直政公が、慶長5年(1600年)関ヶ原の戦いの勲功で、石田三成公の近江佐和山城を貰い受け彦根初代藩主となったとき、徳川家康公の養女として嫁していた正室東梅院殿により、高崎安国寺より成誉典應上人が迎えられて、佐和山麓に建立されました。慶長8年(1603年)彦根城下町の形成に伴い、現在地に移転されました。
総本山を京都の知恩院、直接の本山を京都百萬遍知恩寺とする浄土宗の寺院で、徳川家が浄土宗であったことから、江戸時代は彦根藩における徳川家康公位牌奉安所とされました。
また城下町のほぼ中央に位置することから、朝鮮通信使正使宿館に定められ、その様子を今に伝える「朝鮮高官の肖像画」が残っています。江戸期には、藩士の会合に利用され、また幕末には足軽武士が集まり幕府方につくか朝廷方につくかの激論が戦わされるなど歴史が動く瞬間を見守ってきたお寺です。

拝観ご案内
境内見学自由
建物内拝観料 200円
スタッフ写真

ひとことメッセージ

本尊阿弥陀如来は、井伊家家臣が大坂夏の陣で大坂城より拝持した淀殿の念持仏とされ、本堂は長浜城の御殿、表門(赤門)は佐和山城門を移築したといわれています。墓地には大坂夏の陣で井伊家軍勢と戦った勇将木村重成公の首塚があります。旅の道すがら、是非ともお立ち寄りください。